Gil-Martinの部屋

Gil-Martinの愛する音楽、感じたことなどなど

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乙女の憂鬱
最近、新しいバンドやらCDについて書くことが多かったので、ちょっと古いものを振り返りたいと思います。……お盆に実家に帰省して、昔のCDを発見して連れ帰ってきたからなのですが。すでにCDの収納には苦労しているのですが、聴かないでいるのはつらいなあと思って、ついつい。音楽について書いていらっしゃる他の方のブログにお邪魔すると、どうやらわたしなんて較べものにならないくらい、ハイペースでCDを購入されておられる様子。みなさんすごい豪邸に住んでいらっしゃるのかなあ。わたしはプラスチックケースを後生大事に持っているのはあきらめて、カバーなどを取り出して収納する方向に移行しようと決めたところです。ということで、昔のCDもバリバリプラスチックケースを開け、中身だけ出してソフトウォレットケースに移して持ってきました。
Ancient Heart
Ancient Heart
という狭い東京住宅事情についての愚痴はともかく、懐かしいCDを改めて聴いているところです。置き去りにされてしまったCDのほとんどは、そのときにちょうど聴いていなかった、またはそのCDで好きだった曲がたった1、2曲だというものですね。今は、買う前にネットなどで最低、2、3曲は視聴したり、全曲30秒程度のサンプルを聴いたりするので、こういうことはなくなりました。でも今日は、そういう憂き目にあってしまったCDを。Tanita TikaramのAncient Heartから"Twist in My Sobriety"について。

この人、というよりは、この曲、なんといっても暗いです。暗い音楽が好きなことにかけては、人に負けないとは思うのですが、この人は声からアンニュイが漂ってくる人です。で、あまりにもその度合いが過ぎて(一応、明るい曲もなくはないのですが)、何となく聴かなくなってしまいました。Ancient Heartが発表された当時、たった19歳。Tanita TikaramというこのTの音が多い、このちょっと変わった名前は、彼女の両親がマレーシアとフィジー出身だからということからのようです。

彼女は今、どうしてるのでしょうかと不思議に思っていました。当時、19歳という年齢の割にはかなり地味な売り方だったような気がします。天才シンガーソングライターという感じでした。エスニックな部分はあまり強調された売り方ではなかったように思います。地味、ホント地味地味という印象だったのですが、ファンのサイトを見てみると、意外にセクシーな感じの写真が載っていて驚きました(http://www.tanitatikaram.com/)。 最初のアルバムの成功の後は、それほど脚光を浴びることもなくやっぱり地味にやってきている人のようです。ジャンルとしては、フォークと言えばいいのでしょうか。フォークというジャンル、もしかしたらわたし、あまりに好きじゃないのかもしれません。どうも1、2曲気に入って買っても、すぐに棚に収まってしまい、忘れ去られてしまう傾向があります。やっぱりわたしにとっては、地味なのです。この曲、"Twist in My Sobriety"だけは、暗いなりに好きなのですが。

もう一つのファンサイト www.tanitatikaram.net/
オフィシャルウェブサイト www.tanita-tikaram.com/
最近のアルバム(2005)の曲が聴けるサイト www.hrmusic.com/artists/ttart.html

わたしの正気を乱すもの
歌詞:Tanita Tikaram
訳詞:Gil-Martin

神の子にはみんな旅行用の靴がいる
ここから問題を追い出してしまいなさい
良き人はみんな聖書を読む
そうすれば良心が晴れるから
あなたが話しているのを聞いたわ
ほらあなたの良心は晴れたでしょう

朝、わたしは額をぬぐう
何マイルも先までぬぐう
わたしの意志は強いと思いたい
あなたの言うことなんか、やりはしないと
あなたの言うことなんか聞かない

見て、わたしの眼はただのホログラム
ほら、あなたの愛はわたしの手から血をひかせる
わたしの手から
あなたは自分がわたしの正気を少々乱す以上のものにはならないってわかってる

わたしたちは小さなパイをつついただけ
夜のお遊びをしただけ
夜遅くには敵意は必要ない
おずおずとした笑顔を浮かべて立ち止まり、解放する

あなたたちがさまざまな考えを持っていても構わない
さまざまな考えがあるっていうのはいいこと
腕のなかで貞節かつ完璧にしていても
すべて神の子どもはその代償を支払う

一杯お茶を飲み、時間をとって考える、そう
命をかけるとき、そう命を
スイートでハンサム
柔らかくてぷよぷよ
明かりが見えるまで、食べ続ける
明かりが見えるまで食べ続ける

人々の半分は新聞を読む
しっかりよく読む
綺麗な人たち、神経質な人たち
人々は売らなくてはならないから
ニュースを売らなくてはならないから

見て、わたしの眼はただのホログラム
ほら、あなたの愛はわたしの手から血をひかせる
わたしの手から
あなたは自分がわたしの正気を少々乱す以上のものにはならないってわかってる

*アーティスト:タニタ・ティカラム
 作品:エンシェント・ハート
   「ツイスト・イン・マイ・ソブラエティ」

| gil-martin | 音楽 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
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