Gil-Martinの部屋

Gil-Martinの愛する音楽、感じたことなどなど

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生の魅力
PJ Harvey Appreciation Weekの第二回目です。なんだか読み返してみたら、昔書いたPJ Harvey関連記事とそれほど違うことを書いていなかった……うーん、どうも表現力に乏しいな、わたし。

とは言え、始めてしまったので、第二回目を。PJ Harveyの場合、普通のフルアルバムを出す、そしてその次にデモ版、またはB面を集めたものをリリースするというパターンがよくあります。二枚目のアルバム、Rid of Meの次に販売された4 Track Demos、三枚目のアルバムのTo Bring You My Loveの次にB-Sidesと二枚組になったもの、そして一番最近のUh Huh Huhの後にミニアルバムのB-Sidesが出ています。最初のDryにもそのままDemonstrationと言うタイトルのデモ版があったのですが、これはもはや伝説の領域。CDとしては、1000枚しか作られてないんですって。ほしー。

彼女のデモ版の重要性は、Rid of Meのときに大変注目されました。名の知れたSteve AlbiniがプロデューサーとしてRid of Meに参加して、それが話題を集め、評価も高かったわけですが、ノイズを強調する彼のやり方は、本当によかったのかしら、という疑問も投げかけられていました。そこで発表された4 Track Demosは、ギター一本で歌う、もっと生な彼女の声が聴けるものでした。確かに初期のPJ Harveyの魅力は、生々しさ、彼女の体温や息遣いが感じられるような直接性だったと思うので、デモはその魅力を最大限に表現しているものと言えます。
4-Track Demos
4-Track Demos
ということで、このRid of Meの後に発表された4 Track Demosからの曲を。彼女の曲のなかでも、わたしにとってはかなり上位に入る"Hardly Wait"です。この曲、実は映画Strange Days(『ストレンジ・デイズ』)のなかでJuliette Lewis(ジュリエット・ルイス)がカバーしてましたね。Ralph Fiennes(レイフ・ファインズ)が自分を捨てたJuliette Leiwsを思い続けるという、ある意味、愛に生きる(がこの場合は情けない)男を演じる映画でした(なんだかわたし、いつもレイフ・ファインズのことを考えているような気がしてきました。実はファンなのか?)。この映画には、この他には後にHollywood Madam(と呼ばれた、Charlie Sheenが大変お世話になった高級売春婦元締めの女性Heidi Fleiss)をぶちのめし、またドラッグテストをごまかそうとして偽XXXを使ったりして、やっぱり本当に怖い人だったことを証明したTom Sizemore(トム・サイズモア)、クドい演技をLaw & Order: Criminal Intentで披露し続けているVincent D'Onofrio(ヴィンセント・ドノフリオ)などが出てます。つまらない映画なりに見所は結構あったりします。
ストレンジ・デイズ
ストレンジ・デイズ
ってな感じで、詞を訳してみましたが、改めて見ると18禁です。すみません。とは言え、ある程度大人の人しか知らないようなアーティストしか取り上げていないと思われるので、清く正しい18歳以下の青少年はこのサイトをご覧になっていないことでしょう。この歌を歌うPJ Harveyをわたしはすごくかわいい、と思うのですが、とっても大胆かつセクシーです。こうやって見てみると、Fleaに熱を上げられていても当然ですね。

でもここには欲望がただの性的欲望を超えて、死のイメージが被せられ、ガラスの棺のなかでロミオを待ち続けるジュリエットへと昇華されていきます。でもこのロミオはあまりに魅力的なあまり、破水させてしまうらしい……。昔、眼で妊娠させる男とかいうキャッチフレーズありましたね。でもこの彼は、その次の段階まで、破水までさせてしまうのか! あまりうれしくないかも。

原詞はやはりオフィシャルサイト、http://www.pjharvey.net/から。
Lyrics→Album 6. 4 Track Demos→Tracks Hardly Waitへ。

もう待てない
歌詞:PJ Harvey
訳:Gil-Martin

待てないわ
すごく久しぶりだから
もう感じを忘れちゃった
ほら、天使がやってくる
ほら、わたしの顔を舐めて
服を落として
わたしは役を演じてあげる
口を大きく開けて
あなたのを
ああ
待てない
唇が乾いて割れてしまってる
舌は青くなって破裂しそう
ほら、天使がやってくる
ほら、わたしの渇望を舐めて
もう感じを忘れてしまったの
彼、わたしのロミオ
わたしを破水させてしまうの
ああ
ガラスの棺のなかでわたしは待ってる

*アーティスト:PJ Harvey
作品:フォー・トラック・デモズ
    「ハードリー・ウェイト」


| gil-martin | 音楽 | 21:58 | comments(0) | trackbacks(1) |
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