Gil-Martinの部屋

Gil-Martinの愛する音楽、感じたことなどなど

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オーストラリアの荒野から
わたしの新しいCDレヴューももうそろそろ終わりに近づいてきました。またCDオーダーすべきかなあ。なんだか最近、CD屋さんに行くとすっかり何が欲しかったか忘れて焦ってしまうので、オンライン派です。……てなことはさておき、今回は、何が新しいわけ? と言われてもしかたありませんが、またまたNick Caveです。お前がNick Caveが好きなのはわかったから、と言われてしまうのかもしれませんが……だって、好きなんだもん。
Proposition - O.S.T. (Dig)
Proposition - O.S.T. (Dig)
今回のは、いつもと違って、Nick Cave & the Bad Seeds名義ではなく、Nick Cave and Warren Ellis。とは言えWarren EllisってThe Bad Seedsじゃーん、と思う人は、わたしと同程度のNick Caveのファンだと思われます。同じくオーストラリア生まれのヴァイオリニストにして、The Bad Seedsから1995年に参加しているWarren Ellisが前面に出た、The Propositionは映画のサウンドトラック。でもただの映画のサウンドトラックではございません。Nick Caveが脚本を書いた映画のサウンドトラックなのです! もうNick Caveづくし。Nick Cave祭り状態です。

もともとNick Caveは文字による創作に興味があるようですが、映画にも大変、縁が深いアーティストです。まったくこの種の音楽に見向きもしない人たちにさえ、名を広く知らしめたのが、『ベルリン・天使の詩』(英語題:Wings of Desire)。ヴィム・ヴェンダースの名作ですね。……なんて言ったけど、わたしはこの映画を一度も最後まで見たことがありません。もう眠くて、眠くて。Nick Caveが歌っているのが映る頃に一度眼を覚まして、前後の脈略がわからないまま、あれー、Nick Cave、何してるの? と思ったりするのが、わたしのこの映画鑑賞の記憶です。もちろん、こんなこと、昔は言えませんでした。ヴェンダースが退屈だっていうなんて、あなたには映画っていうものがわからないのね、なんていわれそうで。でも、もう(トシのせいなのか)怖くないので堂々と言います。あの映画はほんとに眠い。ぐー

その他にもたくさんの映画で彼の曲は使われていますが、個人的に受けたのが、"Red Right Hand"がScream(『スクリーム』)シリーズに使われたことですね。Murder Balladsからの曲が使われていればいかにも、という気がしますが、"Red Right Hand"自体は実はその前のアルバム、Let Love Inに収録されています。わざわざMurder Balladsから探さなくても、彼はホラー映画にぴったりの歌をいくらでも歌っているということか。彼ほどホラー映画のテーマ曲を歌うのにうってつけの人はいませんよね。なおかつScreamという映画が正統ホラー映画でありながら同時にパロディでもあるところが、彼のどこか皮肉な姿勢に通じていてぴったりだと思いました。

TheProposition
ともかく、一つの当然の帰結ともいえるNick Cave脚本のこの映画、The Propositionは、彼の故郷であるオーストラリア、19世紀末のアウトバックを舞台にした映画。ならず者で荒くれ者のBurns四兄弟は、農場を襲い、レイプ、殺人、極悪非道の限りを尽くしています。そのうちの二人、CharlieとMikeを捕えたCaptain Stanleyは、Charlieにリーダーである長兄のArthurを殺せば、罪を赦し、Mikeの命を救ってやるという提案(the proposition)を持ちかけます……。っていう話みたいです。ともかく、オーストラリア版ウェスタン(?)のようですね。

これがいつどこで見られるのか、さっぱりわかりません。知ってる人、教えてください。日本で公開されるのでしょうか? オーストラリアでは去年公開、イギリスでは3月から、アメリカではただ春、となってました。Guy Pearceに、Emily Watson、John Hurtと日本でもミニシアターなら十分、集客力のある俳優陣です。というか、この俳優たちなら、Nick Cave脚本じゃなくても、わたしは映画館まで見に行くよ? ね、みんなも行くよね?

イギリスのサイトでトレイラーなどをご覧ください(オーストラリアのサイトはもう存在せず)。みんなかなり薄汚れ、髪の毛は張りつき、土埃、汗、血まみれです。ちょっとグロいかも。サントラの曲もいくつか聴けます。Enterを押してサイトに入ると、音が流れますので注意。
http://www.theproposition.co.uk/

そして本題のサントラのほうですが、もちろん文句なしです。あくまでもサウンドトラックなので、彼の歌よりは音が主役ですけれど、彼の叙情的な部分がうまく行かされてよい出来になっています。荒涼としたオーストラリアの大地が眼に浮かぶようです。より雰囲気を重んじ、Nick Cave自身の声の代わりに、Warren Ellisのヴァイオリンが哀愁を歌い上げるところが魅力となっています。

ということで、アルバムにも歌詞がついておらず、オンラインでも歌詞が今のところ見つかりませんので、今回は雰囲気を楽しんでもらうアルバム、ということからも、訳詞なし。

おまけでNick Caveのさまざまなコンサートからの曲を聴くにはこちらのサイトから。
http://www.nick-cave.com/_audio.php

*アーティスト:ニック・ケイブ & ウォレン・エリス
 作品:「ザ・プロポジション オリジナルサウンドトラック」
| gil-martin | 音楽 | 20:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
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