Gil-Martinの部屋

Gil-Martinの愛する音楽、感じたことなどなど

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美人声・非美人声

ケーブル三昧の日々は相変わらずで、至急すべきこともいつも毎日のようにあり、それも年末までびっちりあるのですが、言いたいのに誰とも共有できないケーブルテレビの話題をここで語らせていただきます。

ここしばらく気になっているのは、女優さんの話し方・声。英語がある程度わかる方や話す方は気づいていると思いますが、英米の英語を話す人のほうが一般に日本語を話す人よりも、はっきり低い声で話す傾向があります。日本語はかわいく話すことが望まれているせいか、女性が高い声で話すことが多いのですが、英語では低い方が好まれるような気がします。英語・日本語両方を話すほとんどの女性が、無意識に英語の方が低い声で話すような気がします。男性でも同じかもしれません。

というのが共通認識だとは思うのですが、ブリブリの話し方でほんとうっにイライラさせられるのが、この人。CSI:MiamiCalleigh Duquesne。名前を覚えるまでの女優さんでもないので今まで全然知らなかったのですが、今回のために調べてみました。Emily Procterと言うのですね、この女優さん。Emily Procterもうブリブリです。これで20代前半とかいうなら、まあ、許しもしましょう。でも上唇に縦ジワの入っている年齢なんです(金髪の人は上唇に縦ジワが入るのがなぜか早い気もする)。この人の場合、昔は金髪のチアリーダーでそれなりに見られたとは思うけど、今は何とか金髪効果で凌いでいるような印象です。まあ、CSI:MiamiはCSIシリーズのなかでも、存在自体がジョークなのかなあ、という気がするので、いいのでしょうか? ケーブル局の宣伝で、吹き替えの俳優さんが主役のHoratio Caine役David Carusoをおちょくったようなコマーシャルをやっていて、やっぱりみんなそうやって見てるんだろうかと納得しました。David Carusoはいつも大見得を切っている舞台俳優のような台詞回しがどうも変。真面目には見られないです、この番組。


CSIの話をしたところで、うっすら疑問に感じているのが、CSIフランチャイズは全3作(CSI, CSI : Miami, CSI:NY)日本でやっているのに、Law & Orderは2番目のLaw & Order: SVUしかやってないのか、ということです。ディンディン! ってやつ(見てる人にしかわからない)。最初の老舗、もう定年過ぎたような刑事さんばかりのLaw & Order (実際、レギュラーだったJerry Orbachは数年前に亡くなってしまいましたが)、そして曲者なLaw & Order: Criminal Intentをやる気はないのでしょうか? それとも、わたしのケーブルで映らないだけなんでしょうか? 

オリジナルLaw & Orderは平均年齢が高すぎて(?)あまり見る気はしなかったのですが、Criminal Intentは現実離れしたところが好きなので、見たいなー。Vincent D’Onofrioのクドイ演技。そして(Sex and the Cityの)Mr. Bigでお馴染みChris Nothもキャストに加わったとか。SVUもわたしにとっての見所は、陰謀マニアのJohn MunchことRichard Belzerで、Belzerの出番は減るばっかりなので、ここでCriminal Intentを見せて欲しいところです。

それはともかく、声が気になる女優さんに話を戻しましょう。ブリブリで可愛いでしょ、という声の人はさすがにそうはいないわけですが、ガマガエルみたいでイヤなのがRescue Me やらNumb3rsに出ているDiane FarrDiane Farrこの人もとりわけ綺麗な人でもなく、若いときは魅力的だったかも、という気がするんだけど、今はとりあえずしゃべり方が気になって気になって。鼻にかかっているような、妙につぶれたしゃべり方。はっきり口をあけてしゃべってください、とお願いしたくなる感じです。


そしてやっぱりはっきりしゃべってください、と思うのが、Bones というドラマのBones役、Emily DeschanelBonesこの人も鼻にかかった声で、ちょっとだらしのない話し方です。次の言葉を思いつくまで、最後の言葉の音を続けておこうとしているみたいな話し方。それにこの人も綺麗かどうかはとっても微妙。それなのに見てしまうのが、わたしのこよなく愛するBuffy the Vampire SlayerAngelでAngel役だったDavid BoreanzがほとんどAngelと変わらないキャラクターというかノリのFBI捜査官の役をやっているからです。


女優さんについてこれもあれもそんなに綺麗じゃない、と文句ばかり言ってますが、普通の人と較べると段違いの綺麗さだとは思います。でも女優さんとしては微妙な路線のところに、変な声とかしゃべり方だと個性だと見なされて、実は役がつきやすいのかなあとさえ、思い始めているところです。わたしには耐えられない話し方をセクシーだと思う人もいるのかもしれない、と。にしてもCSI:Miamiのぶりぶりオネエサンはいただけませんが。

そこで最後に女優さんではない人を。鼻にかかってこもった声で本当にイライラするのが、Kristie Lu Stoutという香港からのCNNニュースのアンカーCNNhk何となくインド系かと思っていましたが、名前からするとそうでもなく、経歴や名前からすると、中国系のルーツを持つ人なのかもしれません。アンカーなんだから、すっきりしゃべって欲しい! 女優さんなんじゃなんだから、あの声は個性では許されないと思うのです。この人のせいで香港からのニュースは全く見られません。



| gil-martin | つれづれ | 19:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
ケーブル三昧
ブログを書かなくなってからほぼ一年経ったわけですが、その理由の一つはケーブルを入れたことでした。テレビっ子になってしまったのねん。いや、コンピュータの前以外でする仕事が増えたということもあるのですが。

アメリカと同じくケーブルでは同じ番組が何度も繰り返されて放映されていますが、地上派のように何時ごろにはどの局も同じ傾向の番組になるのではないところが好き。元々はアメリカで見ていた番組の続きを見たくて加入したのですが、この前のにも書いたようにLater with Jools Hollandという素晴らしい音楽番組が見られるという思わぬおまけもありました。これはホントにいい番組。すっごーくお奨めです。

前置きは長くなりましたが、日本のケーブルでは英米のドラマを字幕と吹き替えの両方でやってます。気になるのは字幕(というか、吹き替えは元々の俳優さんの声とのギャップが気になって、副音声だけで見てるから知らないのですが)。字幕の翻訳って、字数制限もあるから、耳で聞こえてくることとの間に誤差が生まれるのは当然なのですが、結構気になります。日本の視聴者に限られた字数で意味を伝えるという意味で元と違っていて当然とは思うものの、やっぱり間違いかもなあというのも時々ある。それを誰にも話せないのがつらい……。ケーブル人口って意外に低いのですよ、わたしの周りには。

これは間違いだろうなあ、と思うのは、Dexter『デクスター』のある一部分。重要な場面じゃないから、間違いでもいいとは思うんだけど。Dexterは、Showtimeで放送されている番組だから、日本にいて得したなあと思います。アメリカでHBOShowtimeなどのプレミアムケーブルを見ようと思うと、普通のケーブルにプラスアルファで払わなくてはなりません。HBOを見てる友達は1ヵ月に100ドルくらい払っていると言ってました。1ヵ月テレビに100ドルって、ねー。Dexterは原作があるだけあって、凝った筋なのにつじつまあわせではない、と感じさせる、秀逸な第一シーズンでした。アメリカでは第二シーズンが始まったみたいです。Six Feet UnderのMichael C. Hallが全く違うキャラクターを演じきっていて、彼の俳優としての力量を感じさせます。
Dexter: Complete First Season (4pc) (Ws Ac3 Dol)
Dexter: Complete First Season (4pc) (Ws Ac3 Dol)

ともかく気になっていたのは、Dexterが妹、Debraに刑事になったお祝いとしてサボテンをプレゼントする部分。「わざわざ買ってきてくれたの!」と喜ぶDebraに、「いやいや、swapmeetに行ったついでに買ったんだよ」と言った趣旨のことをDexterが答えます。でも字幕では「沼で拾ったのさ」のようなことが書いてありました。沼って……。swapmeetと言うのはフリーマーケットのことですが、実際にDexterがswapmeetに行っている場面があったことからすると訳をそのまま字幕にしていいんじゃないかと思うし、サボテンは当然沼には生息できませんから、その不自然さを考えると、swapmeetをswampと間違えたのかなあという気がしないでも。二回目にその放送を見たとき、変わってないかなあと思いましたが、変わってませんでした。

もう一つ最近、気になったのは、人気番組Friends『フレンズ』のコマーシャル。さまざまなコメディ映画でお馴染みの俳優、Greg Kinnearがゲスト出演した回で、Rossの恋人のCharlie (Aisha Tyler)の元恋人という設定だったのですが。彼がRossの研究助成金の審査委員ということで、CharlieにGreg Kinnear演ずる彼の好きなものをRossが訊ねます。Charlieは、"He has the latex fetish"と言うのですが、「コンドームフェチよ」と言う訳が画面に出てます。

…そんなものはないのと思うんです。いや、あるのかもしれませんが。"latex fetish"と言えば、SMやらボンデージですよね。ピッチピチの服ともいえない服を着るアレ。あ、また怪しいトラックバックを惹きつけることを書いてしまった……。でもこの場合、それは今一つ視聴者に伝わりづらいと思ったのかどうか、コメディなので翻訳者の意図は不明です。笑いどころが伝わらなければコメディの目的は果たせないし、ジョークを説明するほど情けないことはないですもんね。
フレンズ X(ザ・ファイナル) コレクターズセット
フレンズ X(ザ・ファイナル) コレクターズセット

こんなつまらないこと、わざわざ書くほどのことでもないけど、誰かに言いたくても言う人がいないのですー。同じテレビを見ている人がいないんだもん。あー、こんなこと書いてごめんなさい。
| gil-martin | つれづれ | 23:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
nerdとgeekの間
お久しぶりです。何となく夏休みを取ってしまいました。夏ばてだったのかしら。いっそのこと、8月はずっとお休みしようと思っていたのですが、今日は気になる記事を見つけたのでメモがてらに。正式な復活は(ということは、音楽と映画の記事は)9月からということで。

今日見つけたのは、yahooの記事。こちらnerd, geek, dorkの違いは何、というもの。確かにわかりにくい。でもわたしはクールな若者ではないけれど、回答者が最初に言っているように、もともとみんな同じとは思いませんでした。dorkは違います。dorkと呼ばれたら、怒っていい。という、わたしの印象のように、回答者もdorkだけはまったく肯定的な解釈はできないものだと言っています。dorkという言葉は、間抜け、愚かというような意味なのですが、わたしのイメージでは場違いな行動をし、辺りの人々の反応を読めずにまったく根拠のない自信を披露する人、という感じです。

それはともかく、問題はnerdとgeekです。この二つは、どう違うのかはっきりしないまま使っていました。元々はこれらも不器用、馬鹿といった意味らしいのですが、現在ではそれだけの意味では決してありません。確かに、どっちもオタクで、学校で(と言う場合は、高校まで、という感じがしますが)人気のあるメインストリームの人々のグループには決して入れてもらえずに、隅っこのほうにいる人たちです。眼鏡は当然、かけているでしょう。でも、不器用や馬鹿というよりは、今、これらの言葉には、勉強が出来る人たちというイメージがあるのです。Whatis.comによれば、nerdとは平均以上の知性を持ち、見かけを気にしない人たちのことだそうです。彼らは自分たちに向けられている視線に気づいているけれども、気にせず、それどころかその評価に誇りを持っている。なぜなら、彼らは見かけのような薄っぺらいものに左右されない賢い人々だということになるからだ、と。ふむふむ。

一方、geekは元々、カーニヴァルで「生きた鶏の首を食いちぎってみせる」見世物師のこと。ん? Ozzy Osbourne? いや、今のgeekの代表はOzzyとはまったく正反対のBill Gatesですよね。geekもnerdと同じく頭のいい人たちだけれど、特にコンピュータやテクノロジー一般に秀でた人々のことを指すことが多いようです。そして、もちろんuber-geekというかthe biggest geekのBill Gatesに代表されるように、高校時代は馬鹿にする対象だけれど、大人になると自分のボスになってしまう人々らしい。(コンピュータ関係の問題を解決してくれる会社にその名もThe Geek Squadというものがあります。これ。)

……ちなみに、Buffy the Vampire Slayerの魅力のひとつは、チアリーダーだった(つまりメインストリームの人気者だった)Buffyがvampire slayerになることによって、どちらかというとクラスのはみ出し者になっていきながらも、そこで友情と存在価値を見つけていくところ。何といっても大切なのは、nerd/geekの代表であるWillowという大親友。いかにも、という感じで、最初から彼女はコンピュータに詳しい、成績はオールAの秀才というキャラクター設定でした。Xanderはどっちかといえば、dorkだと思うけど。nerd/geekのWillowが、やがて自信にあふれた美しいゲイの魔女になるっていくところが、このドラマのカルト的人気を支えている思想的(?)バックボーンであったわけです。あら、まったく脱線ですね。ともかく、nerdやらgeekというのは、学園もの(?)には欠かせないキャラクターなのです。そのキャラクターの重要度はそれぞれのドラマによってさまざまですが。

Nerdとgeekという言葉は、日本語で言えば、いわゆるオタクのことだよねと思っていたのですが、最近、なんだか違うような気がしてきました。タクとタクの違いがあるのかどうかもわからないのですが、英語の意味のほうの変化ではなくてオタクという言葉の意味の変化が、この違和感の原因のような気がします。昔(ってそれほど昔ではありませんが)、オタクというのはかなりコンピュータやテクノロジー一般に知識が深い、またはあまり一般的ではない趣味を極めている、社交技術は今ひとつながらも、頭のいい人たちだったように思います。もちろん洋服のセンスはお話にならないけれど。という印象だったために、昔のオタク、わたしは嫌いではありませんでした。親友はいつもどちらかというとオタクの人たち。自分もそのケがあるからか、と言われれば、そうかも。

ところが、今オタクと言う人たちは、必ずしもコンピュータに明るいわけでもなく、それほど珍しい趣味を極めているわけでもない人たちが主流になってきているような気がするのです。いわゆる、フィギュアというものを集めているような人々。もしかしたら偏見かもしれないけれど、そういう人はロリコンが多いのですよね? nerdやgeekと同じく、コミュニケーション能力に劣るものの、かつてのオタク(?)との違いは、ここにあるような気がします。コミュニケーション能力に劣り、見かけに自信がなかったためなのかどうだか、かつてのオタクは、世間の男の人よりも気の強い女性に抵抗がなかったのではないか、と思います。しかし、今のオタク。秋葉原の変化やメイド喫茶に反映されているように、コミュニケーション能力を著しく欠く割には(または、そのせいで)、自己主張のない幼い子どもが好きで、威張りたい、かしずかれたい人たちが多い印象があります。なおかつ、英語で言うところのnerdやgeekが外見に拘ることは愚かだと思っているのと反対に、こういう人たちって外見ばっかりに拘っているわけですよね。ずるいことに、自分ではなくて、女の子の外見だけに。それって、昔の男社会のオッサンと同じでは? 単なる時代遅れのオッサンたちなの、今のオタクって?

とはいえ、素晴らしいオタクの人々もまだまだたくさんいらっしゃることと思います。市民権を得ていない趣味を自分なりに極め、喜びあふれる人生を生きている人たち。かっこよくはないけれど、人の知らない知識をたくさん持っていて、いざというときに(?)役に立つ人たち。そう、そう思いたい。というか、わたしが嫌なのはオタクではなくて、厳密に言えば男権主義者のロリコンなんだな。それは、オタクという言葉と同義語ではないはず。多分。んー、でもよくわかりません。
| gil-martin | つれづれ | 23:20 | comments(0) | trackbacks(1) |
ちょっとオバサマ風小言
最近、気になること(オバサマ風と書いて、オバサマと言い切らないところがミソか?)。

世の中にブログが溢れるようになって(って自分もその一人だけど)、校正されてない活字を眼にする機会が増えましたよね。ブログを書いてみて思うのですが、一応、わたしは下書きはするものの、アップした後で少なくとも二、三の変換間違いやら単なる間違いがあって、ひゃー、これ誰か読んじゃったかなあ、恥ずかしいっ、と思って急いで直すのですが、堂々と間違えたままにしている人も多い。気づかないとか、見直さない、忙しいとかと言う理由もたくさんあるとは思うのですが、もともと間違えている人もいることでしょう。割と読者の多そうなブログなのに、アップされて少々時間が経っているらしい記事でも、誰も指摘しないのか間違えたままになっている。みな頭のなかに広辞苑があるわけではないし、自分の周りにも「おやおや、本当にあなた日本語が母語なの?」と言いたいくらい国語が死ぬほど苦手だったらしい日本人もいるので、この一億総ブロガー状況では日本語の間違いがネット上に氾濫するのも当たり前と言えば、当たり前だけど、すごく単純な間違いだと結構気になります。

古くはワープロ、今は当然コンピュータ(のワープロソフト)で文章を書くようになり、初めて自分の文章が印刷された活字になったのを見たときのことを覚えている人はわかってくれると思いますが、手書き文字と活字のインパクトは相当違う。自分の親族や友人のものすごい当て字や仮名遣いで書かれた手書きの手紙を読んで、フフフフッ、と思うのと、ネット上で他人の堂々たる当て字や仮名遣いを日常的に見るのには大きな差があります。活字というものには、潜在的に正当性を主張している部分があると思うのです。小さい頃から間違って揺れのある表記を学ぶ若い人たちは、何が正しいのか混乱するのじゃないでしょうか。

だから、わたしもちゃんと襟を正して、変換間違いや言葉の間違いにもっと気をつけたいと思います。(なので、もしご覧になっている方、間違いを見つけたら、すぐさまprofileのところからわたしにメールしてください。訂正します!)。

いろいろ小うるさく言ってみたものの、いちばん気になるのは、すごく単純な「こんにちは」という表現。「こんにちわ」って書いている人がネット上ではわんさかわんさかいるんですね。この「わ」が何だか気持ち悪くて。意図的なのかもしれませんが、それならなおさらのこと。解読しようとするたびに「イーーーーーッ!」って叫んでしまいそうになる、女子高生たちの書く小文字いっぱいの文体と同じように感じてしまうのです。わたしってちょっと間抜けで馬鹿だけど、かわいいでしょ、と主張しているみたいな。「ほわ、ふわ」という語感。かわいいの押し売り(のちょっと控えめバージョン)。もしあなたがあの小文字一杯の発音不可能な表記スタイルに対して違和感を感じていて、もし自分は「ちょっと間抜けで馬鹿だ」というキャラクターを主張したくないのにこの仮名遣いをしているのだったら、考え直してください。わたしはあなたに「こんにちわ」と書かれるたびに、そういう人だと思っています。

二つ目。敢えて言います。すごく少数派です。恐ろしく大胆なことを言います。今、現代女性にはやっているシャギーがたくさん入っている髪型、あれ、わたしにはmulletに見えるんです。コレ。基本的には前と横はショートなのに、後ろだけ梳いた髪がドローンと長い髪型です(今の若い日本女性の場合、横の髪は短くないと思うけど、でも似てる)。これはアメリカでは田舎もんの代名詞です。カントリー歌手(ということは日本で言えば、演歌歌手)の髪型です。ずっと昔はカントリーじゃないけど、Richard Marxって歌手もいました。顔デカでした。Mulletをからかうサイトもたくさんあります。こちら→1. 2. 3. 4. そして衝撃のHalle Berryのmullet!(合成です)

もともと意図されているように、髪全体にちゃんとカールがかかっていて素敵にふわふわしている場合は女の子らしくてかわいいなあと思うのですが、パーマッけがないまっすぐとか少々のくせ毛の場合、まさにmulletです。この髪型の人はいつも素敵にくるくるセットしてください。お願いです。そうでなければ、袖の部分を端処理せずに切り取ったデニム生地のベストを強制的に着せたくなります。そして、言っちゃいけないけど、「あなたこういう人を目指してるの?」と訊きたくなります。絶対、十年後、この髪型をしている自分の写真を見て、後悔するはずです。ま、誰でも後で当時の流行の髪形や洋服を身につけている自分を見て、恥ずかしくなるんですけどね。

そして、かなり昔からあったこの批判についての反論です。電車のなかでお化粧していたり、何かを食べたりする人への苦言。今どきの若い人は、若い女性は、という批判の一環として、よく言われています。羞恥心が失われていっている、とかってね。でも、東京に帰ってきて気づきました。電車のなかで、羞恥心がないのは、常識がないのは、公共の場にいるという意識が著しく欠如しているのは、若い女性よりも多くの場合、スーツを着た(いや、着てなくても)中高年の男性です! まず、お下品なスポーツ新聞。若い女性が電車のなかで化粧していることが、他人をちゃんとした人間として意識していないとか、品格がないとかかんとか批判する方々! 公共の場所で、若い女性がそのすぐそばにいるにもかかわらず、巨乳水着またはヌードの写真を堂々と人目にさらすオジサマはどうなのですか?(ところで、日本のグラビアモデルってのは、自然派巨乳の価値が高いためか、少々緩くないですか? お腹周りのぷよぷよ感とか? ……いや、わたしも引き締まっているわけではないですが。ついつい中吊り広告のグラビアアイドルのお腹辺りをジーッと診てしまいます)。あのオジサマたちは、彼らの周りにいる人間たち、特に女性たちを人間として認知し、常識をわきまえた行動をしているのでしょうか? 

そして、そういうオジサマ方の、人前に出すことが許されそうもない身だしなみ。加齢臭だとか呼ばれるようになったそうですが、本当に臭います。多くのオジサマ方。口臭でしょうね。タバコのせいもあるかもしれません。歯磨きをする、歯医者に行く、ガムを噛む、など様々な対策があります。ご存知でしょうか? 本当に周りに人がいること、わかってますか? 気づいていますか? あなたのすぐそこに他の人間がいて、否応なくかがされているんですよ、あなたのニオイ。そして、なぜ? というようなところから、毛を生やしている方々。一刻も早く処理してください。お願いです。

電車のなかでお化粧する女性のほうが身だしなみを整えている(その最中)と言う点で、整えることなど夢にも思っていない人々に較べたら、ずっとずっとましです。昔から女性の身だしなみやらマナーはうるさく言われるのに、まだまだ男の人は好き勝手し放題なんですね。チョイ悪オヤジとかなんとか言ってますが、お洒落の前にすることが山ほどある人のほうが多いですよね。とんでもなくダサくてもいいです。臭くなきゃ。汚くなきゃ。変なところから毛が生えてなきゃ。お願い!

でも、一応同情に値することがあるとすれば、おそらくオジサマ方は老眼になっておられて、自分の姿があまり見えなくなっているということがまず一つ。もう一つは、愛の欠如。人生の伴侶たるべき女性が、彼らの姿をよく見てくれてないんですね。「あなたのことは隅々まで好き――どこを見ているかよくわからない細い眼も、このちょっとたるんできた頬も……あらっ、あなた、剃り残しがあるわよ、いやぁだー」ってなことがないんでしょう。そう考えると小汚くて臭いオジサマも少々許せるか……いや、許せん

そして、オジサマよりも少々若めの方に多い気がするのですが、道路上につばを吐く人。あれ、何? なんでつばが湧いてくるんですか? いつもレモンとか梅干とか思い浮かべながら街の中を歩いているんですか?

あーあ、ぐちぐち書いちゃった。自分のなかのエネルギー量が低下してて、ネガティブな方向に突っ走ってるんですね、わたし。もっと元気出して、愛する音楽について書けるようにしなくちゃ。
| gil-martin | つれづれ | 21:28 | comments(2) | trackbacks(0) |
ふたたび氷壁
一応、NHKドラマ『氷壁』の初回について書いたので、土曜日の最終回を見終わっての感想を書くことにします。多分、見逃したのは一回だけだと思うので、話の筋はちゃんと理解していると思うのですが。
氷壁
氷壁
井上 靖
まず、根本的なところからいえば『氷壁』は男と男のラブストーリーですね。その男同士の愛とストイシズムの話を複雑にしているのが、鶴田真由(わ、役名をさっぱり覚えてません。したがって、すべて俳優名で通します)。彼女は石坂浩二扮する金持ち社長のところへ、貧乏生活から逃れるために後妻に入っています。なのに、夫の会社関係で出逢った男(広い意味で言えば、部下?)――山男の山本太郎――と浮気。そして山本太郎が消えたら、今度はその友人の玉木宏と一時の関係を楽しみます。でも最後はやっぱり金持ちの石坂浩二のところへと帰ります。

この鶴田真由を中心とした人間関係を、まず女性側から見ていくと……
鶴田真由は伝統的男性依存型女性の人生の線路の上をうろうろしているタイプ。「わたしの価値はわたしの男の価値」ってことですね。会社社長の年上ジジイとの結婚は、それを極めたものです。後妻だし、すでに自分と同じ歳くらいの息子もいるから、もちろん子供を産むことは期待されてない。したがって、家事育児の重労働の必要もなし。いわゆるトロフィーワイフ(金持ちの男の若く美しい妻のこと)。それで、インテリ風ジジイにちょっと飽きたから、肉体系の若者、山本太郎に手を出してみる……いや、そこまで若くないけど。それも消えてしまったので、やっぱり肉体系だけどなんだかいつも悩んでいてかわいい玉木宏に手を出してみる。手を出すだけではなく、もっと思い切って彼のところへ転がりこんでみる。

そして、風呂もないアパートで、裕福な生活を捨てて「愛のために貧乏な生活をしているわたし」に自己陶酔。1000円以内で夕食二人分つくって威張ってます。ううーん? これには、世の中のたくさんの女性が突っ込んでるだろうなあ。食卓にはクリームシチューしかなかったように見えました。フルコースの食事を二人分1000円でつくったらそれはすごいとは思いますが、クリームシチューでしょ? 主婦専門雑誌(っていうのかな?)とかにはすごい節約主婦とかが一杯載ってて、一ヶ月食費いくらで! とかあって、その人々がもっともっとスーパーな技を使って、ほんのわずかな金額で完璧な食事を作ったりするんじゃない? (ってすごく適当な情報から適当なことを言う)。

ま、石坂浩二も的確に指摘しているように、基本的に男性寄生女の鶴田真由はそんな「おままごと」をして喜んでるわけですから、こんな突っ込みはいいんですけど。石坂浩二が言うには「20万円のワインを飲んでたような女にそんな生活は無理」なのです。……ン? ちょっと待って。鶴田真由が石坂浩二と結婚したのは、貧乏だったからでしょ? 生まれてこの方贅沢な生活してたわけじゃないだろうし、そういう生活して、せいぜい5年とかの話なんじゃないんでしょうか? だから実はここは大きな矛盾であり、ある意味ミソ。

それにしても、若い女を嫁にして喜ぶ、リッチなオヤジ石坂浩二、肉体派だけど社会的に成功している山本太郎、「自分は不器用ですから」風肉体派の悩める男、玉木宏、こいつらがみんな寄ってたかって鶴田真由を自分の「モノ」にして、養ってやろうとするのです。こういう人っているのよねえ。そういう才能に恵まれている人。男がどうしても支えたくなる女。鶴田真由はもちろん美人だけど、こういう才能あるなしって世の中では美しさには関係ない気がする。ちょっと不幸そうとか頼りなさそうとかそういうことか? それだけじゃないよね。

ともかく、生活能力はあまりない「愛する」男と一緒に暮らそうとしたら、もうちょっと性根が座ってないといけないんじゃないでしょうか。「わたしってすごく頑張ってます」風にスーパーのパートなんかしちゃって。いや、それにスーパーのパートだってちゃんとやれば、それなりにお金もらえるんじゃないのかしら? 風呂なしのアパートだったら家賃はすごく安いだろうし、二人分の食費くらい(ちゃんと料理ができれば)たいしたことないし、そーんな貧乏ぶらなくってもいいのではないかなあと思いました。ここで、もう金持ちのトロフィーワイフとしてパラサイト女の生活が嫌になったんだから、「愛」のために大きく方向転換して「もう山でも何でも行ってらっしゃい、わたしが養ってあげるから」ってなったら、感心しただろうけど、あー……その中途半端な根性がいかん。つまり、元々パラサイト人生しか歩むつもりがなかった女性が、中途半端にそこから脱却を図って結局は失敗した(金持ちオヤジのところへ鶴田真由は戻った)の図です。

でも男のほうを見ると、それはそれで突っ込みどころがあります。
トロフィーワイフが欲しいオヤジの心はわざわざ述べるまでもないでしょうが、問題はこの山本太郎から玉木宏への鶴田真由の移動ですね。最終話のポイントは、山本太郎の死体が見つかり、事故と思われていた彼の死の真相が判明することでした。それをきっかけにして、鶴田真由と玉木宏の「愛があれば幸せ」貧乏生活のあいだに亀裂が入ります。それは、なぜか、という謎は、玉木宏に対する鶴田真由の意味、を考えることによって簡単に解けます。

まず、玉木宏はどうやら最初、パーティで会ったゴージャスな金持ちマダム、鶴田真由に惹かれています。そしてその後、彼女が山本太郎とも関係があったらしいことを知り、その後、彼の死をきっかけに、より思いを強くするのですね。玉木宏が鶴田真由を求めて、その関係を深めるのは、ずばり山本太郎のモノだったから。もう死んでしまった愛する親友のモノを自分のものにすることによって、二人の絆はより深まり、山本太郎の愛は鶴田真由という媒介によって存在しつづけることができるのです。山男同士の強い絆を持つ玉木宏と山本太郎のあいだのザイルが鶴田真由なのですねえ。しかし、山本太郎が玉木宏を巻き添えにしてしまわないようにみずからカラビナを外した、と知ったとき、玉木宏は二人の間の絆(=愛)に鶴田真由という間接物は必要ないと悟るのです。つまり、失われた愛の代替物として鶴田真由がいたわけだから、山本太郎からの愛が証明されれば、そんな間のものは必要ない、どちらかというと邪魔、ということです。生きて帰って鶴田真由と結婚したかった山本太郎が、自分が死ぬことによって玉木宏の命を救うことを選んだ、ということは、山本太郎は鶴田真由より玉木宏を選んだということでもあるわけです。なーんだ、もう間接的に鶴田真由を媒介にして、二人の愛を感じる必要なんかなーんにもなかったんだー、と玉木宏はわかるんですね、ここで。

それに加えて、問題は元々赤貧だった鶴田真由の本質を玉木宏は、やっぱりパーティのときのゴージャスマダムに求めていることです。オイオイ。つまり無骨な山男にとっての、都会、洗練、女性性、それらすべてを象徴するものとしての鶴田真由が好きだったわけで、貧乏生活をしているときの家事をする彼女も、もっと社会的に力を持つ金持ちオヤジから奪ってやったことを証明するものとして満足を与えてくれるけれど、結局はそれほど魅力がないものだったりするのですね。あれ、あんなにまぶしいきれいな人だったのに、単なるやつれた貧乏女、ってことですね。そしてもちろん、赤貧の生活から彼女を救ってやったはずの石坂浩二でさえ、彼女は20万円のワインしか飲めない女、と定義するのです。それは彼の財力と環境によって彼が「創りあげた」彼女であって、元々の彼女ではない。つまり彼女は石坂浩二の作品なのですね。貧乏町工場の娘でしょ、所詮は? でも、「あら、そういわれれば、わたしったらそうみたい」、と言って、彼女は金持ちオヤジのところへ戻っていくのです。ま、これはこれで男の言うことにしっかり順応していくという、パラサイト女の資質として素晴らしい必要不可欠な能力だと思いますが。

でもねえ、結局、そのきらびやかなトロフィーワイフ生活もそれほど素敵じゃない感じで終わってました。ネイルサロンを買い与えてもらって楽しく生活しているから、もう綺麗でゴージャスなだけの生活かと思っていたら、帰ってきた彼女に石坂浩二は
「喉が渇いたな…」
ここは、もちろん彼が大騒ぎせずに彼女を迎え入れたということを示す言葉であり、彼女がにっこり笑って「お茶でも入れますね」ということに、あー二人の仲はこれでうまく行くんだなと思わなくてはならないわけです。でも、これ、どうでしょ? わたしなら、もちろん
だから?
と言います。

まず、欲しいモノがあるときは言葉に出してはっきりと。そう教えられませんでしたか? 「お茶を入れてもらえませんか?」と聞かなくてはなりません。しかも外から帰ってきたばかりの人に、着替えたり休んだりする暇も与えずに、用事を頼んではいけません。出勤してきたばかりのお手伝いさんじゃないんですから。

普通なら、「ああ、疲れただろう、ちょうどお茶でも入れようと思ってたんだ。座ってなさい、お茶を入れてくるから」であるべきだし、すんごいお金持ちなんだから、召使の一人や二人いたっていいでしょ?
石坂浩二が言うべきは「ああ、疲れただろう。今お茶を入れさせるよ、一緒に飲もう」
鶴田真由「ありがとう。着替えてくるわ」
石坂浩二「そうしなさい。ここで待ってるよ」
こうあるべきでしょ、こう! なんか金持ちのトロフィーワイフに納まって贅沢で楽しいだけの生活かと思いきや、ごくごく普通の和風な主婦生活じゃーん。家事なんかしてると爪が欠けちゃうのにいぃぃ! 素敵なパラサイト生活じゃないよおお。

多分、また彼女はそれが嫌になって、若い男の子たちと浮気し続けるんでしょう。でもやっぱりその男の子たちも彼女の社会的な価値にしか興味がなかったりするんだろうけど。まあ、それはそれで「男の価値が自分の価値」っていう人生を選んでしまった彼女の責任か。

ってことで、山本太郎と玉木宏の愛以外は何にも素晴らしくないドラマでした。あ、雪山も綺麗だった。女に邪魔されない男同士の愛の世界――雪山――それは美しい、というドラマだったわけです。あー、男のドラマだった。

| gil-martin | つれづれ | 20:11 | comments(4) | trackbacks(2) |
あっそ、なニュース
何も考えずにYahooのトップページを見たら。

1. IKEAがイランに進出か?
…と思ったら、IKEA(スェーデン起源のお安い家具店:サイトはこちら)ではなくて、IAEAがイランを国連安全保障理事会に通告するというニュースでした。もうIAEAとIranという文字を見て、先走っただけでしたね。ペルシャじゅうたんとスカンジナヴィアン家具は合わないぞ、とかいう心配をする必要はなかったのでした。ちなみにアメリカでは(英語圏では、かな?)「アイキア」と読むのですが、多分、日本の読み方の「イケア」のほうが正しいんでしょうね。

IKEAとIAEAってたったの一字違い。今まで全然気づきませんでした。というか、気づいたからどうってことないのです。そして、これは、あっそ、なニュースではなく、真面目なニュースですね。

2. Sheryl CrowがLance Armstrongと別れたらしい。(こちら
これは見出しどおり(というか最初に眼に飛び込んできたとおり)。ちょっとやだなあーというカップルだったので、あっそ、という感じです。

ランス・アームストロングといえば、プラスチックの安っちい何とかバンドの流行の大元で、この人のは黄色い色の"Live Strong"と書かれたブレスレットでした。ということで、癌を乗り越えた偉い自転車漕ぎの人なのですが、癌の時代を一緒に乗り越えたいわゆる「糟糠の妻」(とタイプしようとしたら「走行の妻」と出たのはある意味、あってる?)を見捨て(じゃないかもしれないけど)、Sheryl Crowとつきあい始めました。

シェリル・クロウはCrowで音楽面ではパッとしない割に、「らんすとはいつもいっしょ、尊敬できる人。ツール・ド・フランス見に行くの、わくわく」みたいなおバカなことを言い、「わたしは四十越えてもせくしぃ」と言って、ガキんちょどもと張り合った露出をしてみたりするのでした。いや、その結果として、年下の大物Lanceを捕まえたんだ、ということであれば、天晴れとしかいえないのだけれども。

そして今までの彼氏と言えば、Eric Clapton(???)、Owen Wilson (???)、そしてKid Rock(!!!)。うーん。なんかバラバラだぞ。最初の二人は本当なんだろうか? ロック界の大物おじ様、そしてBen Stillerの相方的、鼻の曲がったコメディ俳優。Owen Wilson(写真はこちら)も確かにLanceほどではなくても年下君ですから、年下君をゲットする能力があるということなんでしょうか?(Owenは37歳、Lanceは34歳。Sherylは43歳)

だが、結局Kid Rockなわけですよ。二人のデュエットがあったんですよね、確か。何はともあれ、Kid Rockってのは、 シリコン女優パメラ・アンダーソンに捨てられた男よ??? しかも、彼女の昔の夫、といえば、Motley CrueのTommy Leeで、二人の新婚セックステープは彼女の代表作といえるかもしれないけれども、結局は彼のドラッグの習慣のせいでC型肝炎なんかもらっちゃって、んもう、とか言ってたはずなのに、また元の鞘に納まってしまったらしいあのPamela Andersonに(写真などはこちら)。

そしてもちろんPamela Andersonと言えば、そのほかにも数々のシリコン女優を世に送り出したドラマBaywatch出身。そしてその一応の主人公と言えば、しゃべる車でおなじみKnight Rider(サイトはこちら)で日本でも知られている、「ドイツでは有名人」のDavid Hasselhoff(ディヴィッド・ハッセルホフ)。と思ってちらっと調べたら、これ、映画化されるみたい。本人で。どっひゃー。わらしべ長者的にKnight Riderが映画化されることを知ってしまったのは、お得なのか……そうでもない、ですよね。

ってことで、全然役に立たないゴシップ話ばかりしてしまいましたが、ともかく、Sheryl CrowとLance Armstrongは別れちゃったらしいです。ははっ、これからSheryl Crowは何を自慢するのかなー。と意地悪な気分で喜ぼうとは思ったけれども、Lance Armstrongもなー(いやいや、もちろん自転車の世界ではすごく偉い人だってのはわかってるけど、興味がないので)と思うので、やっぱり、あっそ、というニュースなのでした。
| gil-martin | つれづれ | 21:25 | comments(2) | trackbacks(0) |
デジャヴュ体験―これってパクリ?―
今日は短めに。

昨日、見るともなしに『神はサイコロを振らない』というドラマを見てしまいました。今ひとつ心を惹かれないのでこの先、見ないと思いますが、思ったことが一つ。これって、あっ、これって……パクリ?

思い出したのが、一昨年アメリカのケーブルチャンネルUSAで始まったThe 4400というドラマ。エイリアンに誘拐されたらしい人たちが4400人(も!)、あるとき突然帰ってくるというお話です。『神は…』と違って、それぞれの人々は違った時代の違った場所から誘拐されるのですが、同じときに同じ場所に一挙に戻ってくるのです。スピルバーグのテレビシリーズのTakenと対をなす感じでした。ともかく、帰還者たちはそのままの年齢なのに、地球の年月の流れに従って死んでしまった家族や再婚してしまった夫などにどう対処していくのか、というのがお話の見所です。それをもっとややこしくするのが、その帰還者たちがどうやらそれぞれ違った超能力を身につけていること。このドラマ、まだ続いているようです。

もちろん飛行機に乗って別の世界に突入する、タイムスリップするなどというお話はいやになるくらいあって(広く言えば『猿の惑星』もそうだし、同じ年に始まってもっともっと大ヒットしたドラマLostは言うまでもなく)、新しいアイデアでもなんでもないのですが、戻ってきた人々とそれを迎える人たちの交流に焦点を置いたという点で、『神は…』はThe 4400に近いのではないでしょうか。帰還者たちをまず隔離しなきゃいけないとか、せっかく帰ってきたのに家族に心を閉ざしているとか、帰還者たちのあいだで恋が芽生えるとか、そういうところがThe 4400を思わせます。もちろんこういう設定のお話は他にもたくさんあると思うのですが、わたしには思いつきません。

本家(と言ってしまいますが)のThe 4400もかなりしょぼいのですが、(わたしにとっての)見所は主役の一人であるJacqueline McKenzieでした。Homeland Securityの人かなんかで、帰還者担当の役です。McKenzieはStellan Skarsgaard(とPaul Bettany)が出ているのに駄作だった、Kiss Kiss (Bang Bang)という映画でSkarsgaardの恋人役だった女優さんです。重箱の隅をつつくようなポイントですが。でもこういうのって気づくと嬉しくありませんか? 

ともかくThe 4400の続きも気にならなければ、『神の・・・』の続きも気にならないのでした。
| gil-martin | つれづれ | 20:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
NHKの陰謀
氷壁
氷壁
井上 靖

仰々しいタイトルをつけてみたものの、別に社会問題を語りたいわけではないのです。おそらく首都圏に住む50歳以下(という区切りでいいかな?)の人々は、NHKを見ることってあまりないと思います。その例に漏れずわたしもNHKを見ることなどほとんどなかったのですが、この前ついつい新しいドラマ、『氷壁』を見てしまいました。その理由はずばり、NHKの陰謀にやられてしまったから、としか言いようがありません。

首都圏のそれほどお歳ではない人々はNHKをあまり見ない、と言いましたが、そのグループに入らない人々のあいだではNHKは絶大なる人気を誇っていると言えるでしょう。例年になく雪が多く降った今年のお正月、実家に帰省したわたしは、寒さのあまりおコタ篭り。そして、コタツに入ってめにょーんとしているあいだもテレビに映るのは、やはりNHK。というわけで、どうもパッとしない朝のテレビ小説に始まり、地味なNHKのニュース番組を見る毎日でした。

田舎の人々にNHKが人気があるのは、まず映るテレビ局の数が断然少ないからでしょう。そして、おそらく都会のお洒落なものを追いかけてない人々、地道に生きている人々に眼を配った番組作りを心がけているのがNHKだからなのでしょう。そういうことを考えれば、仕方ないですね。

NHKのニュースと言えば、よその地方はどうだかわからないのですが、どうも不思議な習慣が。ローカルニュースのキャスターのうち、一人は男の人の正式雇用のアナウンサー。二年三年すれば、どこかよそに行ってしまいます。女性キャスター(と呼んでいいのかどうかわからないのですが)は、二年契約くらいの現地採用の人。これってどうなの? 男性が正社員で、女性は派遣社員/パートっていう日本の雇用システムの一例ですよね? まあ、こういう女性はこうやって地元に露出して、お金持ちの男の人でも見初められて結婚してアガリなんでしょうが。ちょっと納得いかない気がします。みんなに受信料払えっていうからには、もうちょっとPCであるべきなんじゃないのかなあ。日本じゃ、差別してる団体だからお金払わない、なんていう理由は使えないか。あ、社会問題を語ってしまいました。

本題は『氷壁』でした。田舎ではボーっとしながらテレビ(=NHK)を見ていると、何度も宣伝が流れてきました。キャスティングにロケーションに、かなり力入っています。それにわたしはさっぱり知りませんでしたが、井上靖が大昔に新聞に連載していた小説が元になっているらしいのです。相当有名みたいですよね。それほど文学一家でもないわたしの家で(高齢の人々の)認知度100パーセントでした。そこがまた田舎の高齢の人々の心をNHKがグッとつかむ所以か。

その辺りはともかく、わたしもNHKの陰謀にはまって先週の土曜日、『氷壁』を見たのです。帰省中に否応なくNHKを見せられていた都会の人々もわたしと同じように『氷壁』を見たのではないでしょうか。NHKがそれを狙って宣伝していたかどうかはともかく。

というわけで、『氷壁』一回目を見たところでの印象は、なかなか面白いと言っていいでしょう。これから、というところで終わったので、やっぱり二回目も見なきゃいけないかも、と思っているところです。土曜日夜なので、毎週見られるかどうか不安なところですが(次回放送までに再放送してくれると助かるのにな)。

原則として、今のところ原作は読まないことにして見ています。だって、読んじゃったら見なくなくなっちゃうかもしれないし……。だからこれから書くことはまったくのわたしの感想かつ憶測です。

まず何より清楚なイメージの鶴田真由を見ていて、んまっ、こいつbxxxh、と思ってしまいました。親子くらい歳の違う会社社長の後妻でありながら、メロリンキューで世に出た(って、歳がばれるわ)山本太郎と浮気し、かと思えば玉木宏にちょっと思わせぶりな仕草をしてみたり。会社社長の石坂浩二が分別あるおじさまに見えるだけに、真面目そうな外見ながらやたらめったら媚の大安売りの鶴田真由が理解できないです。別に女性の支持は得なくていいのか、このお話。何と言っても原作は、井上靖だしなあ――今でも許せん、小学校の教科書に載っていた『しろばんば』の一部。それはともかく、鶴田真由については、お兄さんが石坂浩二の会社の下請けだとか何とか言う部分も出てきて、ああ、家族のために結婚したとかそういう人なのね、と同情要素も用意はされているようなのですが。

ともかく、これからの見所は、鶴田真由の中途半端なbxxxhぶり、山本太郎の(関西出身という設定だとは思えないが、関西弁のイントネーションが顔を出し続ける)しゃべり、玉木宏の歯を食いしばってばっかりのようないい男ぶりでしょうか。あら、これを人はストイックと言うのか。何はともあれ、どうやらまだまだ玉木宏は食いしばるみたいです。
| gil-martin | つれづれ | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
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